2012年11月6日火曜日

活躍する同窓生

中妻和子 1982年 ファッション産業科 卒業

2012年6月6日からパリで展覧会を開催、その時の模様をお伝えします。

2012年初夏を迎える前のパリは6月というのに肌寒く、パリジェンヌはトレンチやライダーズを羽織っていた。はじめてのパリでの展覧会。会場のアトリエ、シエンヌは6区のモンパルナスのパリ一番の長い Rueと呼ばれる通りに面した落ち着いた雰囲気のパッサージュにあった。

6月6日から11日までの6日間、「Metamorphse du Kimono」とタイトルした"変容する着物"をパリの人たちに楽しんでもらえるのであろうか? とよぎるが、私自身が楽しもうと決意して、肩のちからを抜いた。

別の会場、マレ地区で日仏交流版画展を開催している西宮のアトリエ凹凸のメンバーとのコラボレーション、「アーチストが着る着物からのコスチューム」の試みもあり、初日から沢山の方々が来てくださった。(写真a)

たどたどしい英語とフランス語を駆使して、日本のアンティークの着物や、手持ちの持てあましている着物たちが、どんなに素敵なオーダーメイドのドレスに「変容」するかを ひたすら説明する。(写真b)

1着、2着…とオーダーを頂いた。採寸をして、デザインの確認をして、生地を選んでいただく。日本で普通にしている毎日の仕事。日本からイタリーに旅行中のお得意様も足を運んでくださいました。本当に感謝です。(写真c)

今回のパリでの展覧会を終えて、改めて、モノ創り、服創りに関わってきて良かったと実感しています。「服を創る」ことを共有できたら幸せです。

※パリの展覧会の様子をジ・エイジャのホームページで公開しています。


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